プレミアムフライデー

今月末の金曜日、2月24日からプレミアムフライデーが始まります。

プレミアムフライデーとは、豊かな週末を過ごしてもらうため毎月最終金曜日において企業の終業時間を15時に設定し、低迷する消費を喚起しようと経済産業省や経団連などが考案したものです。

実施まで1週間を切り、飲食店や小売り・サービス業各社は様々なサービスやイベントを企画しているようです。その一部をご紹介します。

<<プレミアムフライデーの主なサービス・イベント>>

 ・サントリーHD

 全国1100店でザ・プレミアム・モルツの生ビールを1杯無料

・吉野家

 限定商品「牛豚 半丼」(税込み450円)を販売

・イトーヨーカドー

 全国約180店で午後3時からお買い得な自宅向けオードブルなどを販売

・JTB

 長野県軽井沢町でカーリングを体験する特別ツアーを実施

・ブックオフ

 東京都内2店で午後3時から1,000円以内の本1冊をプレゼント(先着順で計900人)

 (参考:毎日新聞)

その他飲食店では15時の退社時間にあわせ開店時間を早めたり、旅行業界では週末の休みが長くなり遠出しやすくなることから、金曜日を出発日とする旅行プランを販売したり、という動きが見られます。

各企業ではプレミアムフライデーへの対応について、「最終金曜日だとどうしても締めの処理などで帰れない方もいる」などの意見や、土日出勤が増える恐れも懸念されており、導入に慎重となる企業も多く対応は分かれてしまっているのが現状のようです。

みずほ総合研究所は各種アンケート調査結果をもとに、現段階ではプレミアムフライデー導入企業は多くなく、消費者も自宅でのんびり過ごすという意向が強いため、消費押し上げ効果は限定的と予測。普及が進まない段階での経済効果は0.2~0.3兆円程度の需要喚起にとどまると試算しています。

今のところ、プレミアムフライデーの実施企業は少数にとどまる見通しですが、 今後イベントなどが成功して話題を呼べば、浸透していく可能性もありそうですね。