平成29年 路線価

関東では梅雨明けが発表され、連日暑い日が続いています。

いよいよ夏本番ですね!

 

さて、国税庁は今月3日、平成29年分の路線価(1月1日時点)を公表しました。

 

全国の標準宅地は前年比0.4%の上昇となっており、前年の0.2%の上昇からさらに伸び率が拡大。2年連続の上昇となりました。

 

都道府県別の比較では、前年は14都道府県が上昇していましたが、今年は熊本地震の影響を受け熊本県が下落し、東京(上昇率3.2%)、大阪(1.2%)、愛知(1.2%)など13都道府県の上昇となりました。

東日本大震災の被災地では宮城県が前年の上昇率を上回る3.7%の上昇となりました。

 

路線価の公表といえば毎年話題にのぼるのが、東京都中央区銀座5丁目 銀座中央通り「鳩居堂」前ですが、今回も32年連続の日本一となりました。

その価格、1平米あたり4,032万円。過去最高だったバブル期直後の1992年3,650万円を上回りました。

 

銀座の地価上昇は、バブル期には短期の転売益が要因であったのに対し、今回は松坂屋銀座店跡を開発した商業施設「GINZA SIX」や東急プラザ銀座などの再開発と、訪日外国人客の増加によるホテル需要や消費の高まりなどとの相乗効果でオフィス賃料が上昇していることが要因のひとつになっていると分析されているようです。

 

「平成29年分の路線価図等」 http://www.rosenka.nta.go.jp/

 

(参照:国税庁ホームページ)