サクラノミクス

本格的な春の訪れを感じる今日この頃、桜前線は平年より早く北上しているようです。
東京では今月24日に満開の発表がありました。これは観測史上3番目に早い満開となるそうです。
 
そんな中、お花見の経済波及効果「サクラノミクス」は6,517億円にもなるという興味深いリポートがありました。
 
これは関西大の宮本勝浩名誉教授が初めて算出したもので、上野動物園の赤ちゃんパンダ「シャンシャン」の年間経済効果の約24倍、東京スカイツリーの約8倍ともなり、建設関連の費用を除いた東京オリンピックにも匹敵する経済効果であると言えるのだそうです。
 
算出方法は、日本人の約6,000万人がお花見に出掛け、飲食や交通費などで1人当たり4,000円を支出すると想定され、さらに、訪日外国人がお花見に出掛けた場合の支出と、これらの波及効果が加えられているといいます。
 
お花見は期間が1、2か月程度と限定され、何もないところに経済効果が発生するのは非常に稀なことだそうです。
 
今後の「サクラノミクス」については、お花見は高齢者が近場でも行けること、訪日外国人にも評価されていることなどから当分は増加が見込まれているようです。
 
美しい桜の下、日本の経済にも貢献していることを思えば、お酒もお団子もさらにすすんでしまいそうですね!